集学的治療の発展のために
国際集学的治療学会は、がんをはじめとする難病について、保険診療・保険外診療の垣根を越えて専門医が集まり集学的(さまざまな治療法を複合的に用いる)な治療法について臨床研究をしている医師団体です。
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当学会の活動
臨床試薬の頒布
会員医師からの依頼書に基づき、主に当学会が管理している高レベルクリーンルーム施設等で調剤した臨床試薬の頒布をいたします。 実際の臨床試験に向けたプロトコル作成の支援や試験方法、インフォームドコンセントなどについても支援いたします。 各種法令の遵守、倫理委員会申請のサポートもおこないます。
臨床データ集計
各分科会において、それぞれの臨床試薬の治療効果や安全性、副作用について会員医師からの臨床データを集計し、詳細情報を共有しながら分析をします。 定期的な分科会研究会や学会本大会を通じて広く会員の皆様に情報を共有し、集学的な議論を行いながら高度医療の実現を目指します。
代表理事のあいさつ
国際集学的治療学会 代表理事
兵庫医科大学 研究基盤教育学 教授
後藤 章暢
謹啓 皆様におかれましては、益々ご清祥のこととお喜び申し上げます。平素よりコロナ禍での診療など国民への医療活動に多大なるご活躍に敬意を表し、厚く御礼申し上げます。
さてこのたび、2021年4月に一般社団法人遺伝子治療研究会を発展的に継承し、国際集学的治療学会を設立いたしました。これまでにがんや難病治療に関するいろいろな研究会が立ち上がってきました。私自身もこれまでに専門の先制医療や先端医療をもとに統合医療に関連する組織の立ち上げなどを行ってきました。しかし、現在のコロナ禍の時代で、政治行政だけではなく医療に関する多くの問題が露呈し、今一度、先制医療のもとに立ち返ること、またこれまで以上に革新的で、かつ確かなエビデンスに裏付けられた医療情報の発信を目指して本学会を設立しました。
集学的治療にはこれまでの手術、薬物療法、放射線治療などの組み合わせを中心に、多くの専門家による会議などにより治療法の選定が行われています。その際には支持療法や緩和ケア療法も取り入れられ、患者さんの意思を尊重した治療法の選択につなげなければなりません。今後医療の世界は日進月歩の技術開発が進み、多岐にわたる治療法が日常診療の舞台に登場してきます。それらの中で有益なものをより早く集学的治療の中に取り込み、必要としている患者さんのもとに届けることがこれからの医療人には必要な使命と考えています。その一助になれるように本学会の目標を定め、運営していきたいと考えています。多くの医療関係者のご援助とご協力を切にお願いする次第であります。
謹白
分科会の紹介
【未承認薬を自由診療 (保険外診療) で使用する際の留意点】
自由診療(保険外診療)にて、医師の裁量権によって未承認試薬を使用して臨床試験を使用するケースが散見されています。
一般企業から試薬を購入し、複数の患者様に対して未承認薬を使用して治療をする際、臨床データを学会等の機関において集計・報告をしない場合は臨床試験とは認められず、許可を得ていない未承認薬の販売・使用として摘発されるケースが起きています。
医師法・薬事法を遵守し、適切な使用をすることが患者様の利益に繋がります。会員医師の皆様が安心して使用できる体制を本学会は全面的にサポートいたします。
一般社団法人 国際集学的治療学会
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